
この生地を見つけたとき、
いつもとは少し違う感覚がありました。
白い余白の中に、
大きく、でもどこか繊細に描かれたブルーの花。
華やかなのに、主張しすぎない。
静かで、でも印象に残る。
どこか遠くの景色を思い出すような、
そんな空気をまとった生地でした。
この雰囲気をそのまま活かしたくて、
形はシンプルに、Aラインのマキシワンピースに。
たっぷりとした布分量で、
歩くたびに空気を含んで揺れるシルエット。
ヨークや袖のフリルで少しだけ甘さを添えながら、
あくまで“大人が着られるバランス”に仕立てています。
素材は、薄手のインド綿。
さらっと軽く、風を通してくれるので、
日差しが強くなるこれからの季節にも
心地よく過ごしていただけます。
締め付けのない、かぶって着る形。
それでいて、どこか整って見える。
“ラクなのに、きちんと見える”
そんな日常+αにちょうどいい1着です。
そしてこのワンピースは、
生地の入手が難しく、限定1点のみ。
同じものは、もう作れません。
たとえば、少し遠くへ出かける日。
たとえば、何でもない休日。
このワンピースを着ることで、
ほんの少しだけ気分が変わる。
まるで、日常の中で
小さな旅をするような感覚。
そんな1着になれたらと思いながら、
仕立てました。
すでにお迎えいただいた作品ですが、
soroinoの中でも
とても大切にしたい一着として、ここに残しておきます。
また、こんなふうに
心が動いた生地と出会えたら、
形にしてお届けできたら嬉しいです。
